初診

左上の八重歯が口唇にひっかかり、気になっている１０歳の女の子です。左上の犬歯が八重歯で、上下の前歯も凸凹しています。乳臼歯は4本残っています。
矯正治療は出来るだけ歯を抜去せずに行いたいとの要望がありました。リスクとしては、矯正装置の使用状況が悪かったり、定期的な通院を怠ったりすると、治療計画を変更し、歯を抜去せざるを得なくなる事、また治療期間が長いため、歯磨きをていねいに行わなければ、むし歯になったり、歯肉炎にかかりやすい事などです。

改善後

歯を抜かずに八重歯を改善し、さらに凸凹の歯並びを改善するスペースを獲得するため、上顎急速拡大装置ならびに上顎顎外固定装置という矯正装置を使いました。その後、機能的な咬みあわせをめざし、マルチブラケット装置を用いて調整を行いました。
治療期間は乳歯の残っている時期から治療をスタートしたため、およそ6年ほどかかっています。治療費は全体でおよそ85万円でした。写真は治療後6年を経過した時期「22才）の写真です。良い咬み合わせと歯並びが達成され、顔貌もバランスがとれています。

＜前の治療例 　次の治療例＞
　治療例一覧へ戻る