美しい笑顔 治療例

治療例

【治療例】  12歳 男性 歯の生えるスペースが不足している男子。歯を抜かずに治療を行った症例

初診

左上の2番目の歯が内側に生えいることが主訴の12才の男子です。歯を正しい位置に誘導するスペースが全くありません。下顎は前方への発育が不足し、後ろに引っ込んでいます。患者さんから、治療期間が長くかかってもかまわないので、歯を抜かずに治して欲しいという希望がありました。
この症例で予想されるリスクは、歯を抜かずに治療を行うために、患者さん自身が積極的に矯正装置を使用する必要があり、口腔衛生に気を付けなければむし歯になること等、患者さんの協力が非常に重要なため、これらがおろそかになれば治療期間が長引いたり、抜歯に切り替えるなど治療方法の変更が必要になることです。

改善後

治療は上顎拡大装置による上顎歯列弓の拡大と上顎顎外固定装置による左右の大臼歯の後方移動で、歯を抜かずに前歯の並ぶスペースを獲得することが出来ました。その後、マルチブラケット装置を用いて歯並びや咬みあわせを緊密に整えました。治療期間はおよそ5年で、治療費はトータルでおよそ85万円です。治療期間中、装置を充分に使用くれた患者さんの努力がみのり、すばらしい歯並びと健康的な笑顔が得られました。

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